かものはし日記9月号



9月1日

今日は一日
音楽作成ソフトDEPTHにはまる。
作る曲作る曲みんなエスニック調だ。
ニューエイジ風は苦手
ちょっと胡散臭く聞こえてしまうから・・

基本はドラムとベース(スネアの音が大切)
ドラムとベースがかっこよければ
あとはなにをやってもかっこいい。
ドンドコドンドコ

9月2日

9月だというのに33度
きっともう寒くならないんだね。

DEPTHはもうちょっとコーラスのサンプルが欲しいな。
歳のせいかアップテンポの曲を作る気がしない。
いや歳のせいじゃない、暑さのせい?

絵が出来上がった時の寂しさというのは
なんなの?

9月3日

今日も暑い
おまけに打ち合わせのあと食事をしていたら
突然の雷雨
タイ料理屋からコンビニまでダッシュ
傘を買う。

9月4日

今日はハンバーグがおいしくできたので嬉しい。
ポイントは
ハンバーグを焼いたあと
フライパンからハンバーグを取り出し
フライパンに残った肉汁やら肉の焦げた破片の上に
赤ワインをぶちまけて
ケチャップとソースを適当に入れて
出来上がった特製ソースをあつあつのハンバーグにかけて出来上がり。

今日も豪雨
こうやって雨が降るごとに少しづつ
アスファルトとコンクリートとうだった脳味噌が冷えてきて
秋が来るのですね。

9月5日

涼しくなったらなったで
体調崩してちょっと風邪気味
でもちゃんと秋が来そうでちょっと安心。
テレビの天気予報を毎日みているけれど
気象予報士の方々は
昨日の天気の説明ばっかりやっていて
明日の天気の予報はちっとも当たらない。
気象批評士と呼びたい。
もっとも天気予報が完全に当たるようになったら
多分人間の一生も科学的に予想できてしまって(複雑性の科学というやつ)
つまらないことになりそう。
だから天気予報は絶対当たってはいけないのです。
予報なんてせこいことはやめようぜ
なにが起きてもいいじゃないか。
その場その場を対処できるだけの強さとしなやかさ
これが大切
だってどんなに注意したって
起こるときゃ起こるんだもん
何かが起きたら
7割は逃げて3割は立ち向かう
(逃げる逃げないはそのときどきの自分の生体エネルギーと相談してね。)
人間一生で3割立ち向かえばたいしたもんだよねー
だって3割バッターだぜ。

おれは何割バッターだろうか?
まさか今年の清原じゃ・・

DEPTHで創った曲を
ホームページに張り込もうと計画中
どうすればいいか思案中
やっぱりHTML言語を少し覚えなくてはいけないかと困惑中

9月6日

というわけで
「BGM付きらくがき」ができました。
まだ実験中なので一点だけですけど
ループのところでプチッとノイズがはいったりしますけど
とりあえず実験中・・
ファイルが160Kあるので、音がでてくるまでちょっと時間がかかります。

今日はおばーさんから兄ちゃんまで
よく道を聞かれる日だ。
僕はよく道を聞かれるのだが
全然知らないところを歩いていても聞かれるのだから
どこへいっても土着民に見えるということ?
それって、コスモポリタン?

9月7日

涼しくなったと思ったら
また暑くなって
もーいや!
今年の夏は長すぎる。

二階のおばーちゃんに
巨峰をもらう。
「これはなんでしょー?」とか言いながら
巨峰を持ってくる、お茶目なバーちゃんだ。
水墨画も描いている。
あいさつすると買い物かごの取っ手の間からかわいく手を振る。
僕はこのバーちゃんが大好き。

野良子猫「シシオ」
女の子だったのねー
今日気づきました。
名前を変えようかな。

9月8日

スコールのような雨
東京は人工熱帯地帯。

BGM付きらくがきにもう一点加えるために
ちょっとジャズな雰囲気の曲を作ろうと思っていたのが
今日は性格がアグレッシブなようで
曲がどんどんノイジーな方に進んでいって困ってます。
今日のおれは過激だ。

平成9年9月9日

筆がすり切れたので渋谷に買いに行く。
日本画用の筆を使ってます。
水彩の筆よりざらざらしていないので気に入っているのだ。

で、ついでにエンキ・ビラルの個展を見に行く。
フランスのSF系漫画家(メヴィウス系と言ってもいい。)
原画は結構ホワイトで修整してあって
彼も大変なんだなーよしよし、と帰ってくる。

今日はアナクロが膝の上に乗ってきたので
(寒いから)
ふたりでゴロゴロする。
アナちゃんは美猫だねー、かわいいねー、とか。

9月11日

今日は栗ご飯
といってもパックもの
だから香りが全然しないんだな・・

毎朝、風吹ジュンが観たいばかりに
「はぐれデカ熱血系」というドラマを観ている。
女性は40歳前後が一番綺麗。

9月13日

大分涼しくなりました。

9月15日

昨日今日と近所でお祭りをやっているが
皮のたるんだ大太鼓の音は聞くに耐えない。
お祭りというものが自然の恵みに対する感謝と知っているのならば
ちゃんと太鼓のメンテナンスおよび
リズムの練習をして欲しい。
笛もひどい。
さらにそれをこもったスピーカで流さないで欲しい・・とほほ。

アナクロは太鼓の音が大嫌いだ。
御神輿が家の前に来ると机の下に隠れてしまう。
ま、うちの仕事場ではアナクロに嫌われたものは価値がないものとみなしています。
これを「アナクロ第一主義」といいます。(笑)

9月17日

体調が悪いなあと思っていたら
夢に白衣のお姉さんがでてきて
背中をマッサージしてくれました。
マッサージされている感触が凄くリアルで
朝、気持ちよく起きられました。
でも、あんまり気持ちがよかったので二度寝してしまい
目が覚めたら首を寝違えていて
一日首が動かず絵を描くのが大変でした。
あのまま仕事場に行けば良かったと後悔・・

こんなに実用的な夢は初めて

9月18日

今日は間違い電話が3本
間違いファックスが一本
うちに携帯電話の申し込みをしても無駄だ。

9月19日

こーゆう仕事(絵描きとかいろいろ)は
練習すれば練習しただけ上手になりますが
上手になる速度の3倍の早さで
批評眼に磨きがかかるので、辛い。
描けば描くほど
理想から遠ざかっていく。
でもそれが面白いところだけれど
理想なんて1000枚描いて一枚かすればいい・・
と思ってます。

今日はさんまと焼きそばというアバンギャルドな取り合わせの夕食
以前、焼きそばと湯豆腐というのもあった・・

温かい飲み物、特に日本茶
のおいしい季節になってきました。
日本茶をすすりながら
絵を描くのは幸せ。
冷たい飲み物は、喉越しは気持ちいいけど深みがいまいち
すでにおれもじじいの領域か?

9月22日

BGM付きらくがきの評判が良くて嬉しいです。

仕事が立て込んでくると
毎日鍋物
簡単だから・・・
で、次の日、残った鍋のつゆで煮込みうどん。
実はこっちがメイン
美味しい。

「静」という漢字は
青が争う、と書きます。
青が争う?
ちょっと不思議な表現ですよね?
思うに、静寂とは全くの無音ではないということでしょう。
虫の音が聞こえたり
かすかな風の音、霧雨の音
夜、闇の中を無意識がざわざわと小さな音を立てるような感じが
「青が争う」ということなのではないのでしょうか。
青が争う季節です、やっと・・涼しくなってくれました。

9月26日

二日ほど爆睡していたので
たくさん夢を観ました。
夢の中には夢の中だけの記憶というのがあって
現実の記憶とちょっとずれています。
目がさめると
なんであんな記憶があるんだろうといつも不思議ですが
夢の中では凄くリアルな記憶なんですね。
その記憶は何度も夢の中にでてくるのです。
夢の中って話のつじつまは合わないんですけど
記憶のつじつまは合うんですね。

小林健二さんの
「僕らの鉱石ラジオ」という本を買いました。
凄くいい本です。(良すぎる!、悔しい)
僕も子どもの頃マッチ箱の中に
ゲルマニウムラジオの回路を仕込んで
布団被って聞いた覚えがあります。
真空管のラジオもつくりました。
鉱石ラジオ
なんて素敵な響きなんでしょう
なんなんでしょう。
コンピュータのような機械ではないんです。鉱石ラジオは・・

9月28日

今日は箱根へハイキング
箱根登山鉄道に乗って海抜500メートルの世界へ(たいしたことないが・・)
空気が美味しいなあ、と思ったのは久しぶり。
雲と雲の間から漏れる太陽の光が山の一部分を照らし
風の流れが雲の形を変え山に映った光の形を変えていく。
なかなかスリリング


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