かものはし日記 2014年11月号


11月1日

帰り道

どうでもいい話とくだらない話は違う
もちろん、くだらない話の方が格上です

11月2日

ドクロ猫と散歩

冷奴って英語に訳すとCool Guyなんだってさ

11月3日

たまった涙を空に埋葬する

イギリスが犯罪を犯しそうな人を予測するシステムを実験中だとか
マイノリティ・レポートというSF映画が
そんな未来を描いていました
完全な平和は完全な管理からと言われていますが
システムへの過度な依存は危険です

人類最後の敵はシステムです
自分の頭の中に構築された恐怖心です

11月4日

割に合わないことを
地道に手作業で創りあげていく
というのが
未来的な気がします

11月5日

ぶれいどらんな

11月6日

地球操縦装置の発見

11月7日

地球エアコンとそのリモコンの発見

11月8日

地球電話機が鳴る

三重県の作(ざく)という日本酒をいただきました
名前ゆえガンダムファンに人気があるそうです
とても美味しいお酒です

プロトタイプという種類もあって
なかなかノリがいいです

11月9日

洞窟にある地球テレビで「Gのレコンギスタ」を観る
(洞窟ゆえ音響がいい)

11月10日

地球冷蔵庫にはビールしか入ってなかった

今日は酉の市
毎年のように神社のまわりが屋台でうめつくされ
街全体が居酒屋のようになるのが楽しいんですけど
年々露店が減っているような気がします
ちょっと寂しい

11月11日

地球トランジスタを踏んでしまう

相変わらずうちのマンションの専属電気屋さんのわたくしです
本日もマンションの各フロアの蛍光灯の交換をしたあと
大家さんに
ビールと市原ぞうの国のおみやげのチョコをいただきました
市原ぞうの国は
カピバラもかわうそもいるみたいでちょっと行ってみたいですね

11月12日

地球に不具合が発生

ピンクフロイド20年ぶりのアルバム
endless riverを聴きました
若干アイデアに乏しく
ピンクフロイドのパクリバンドっぽく聞こえてしまうのは
ちょっと寂しいですが
でもそれほど悪くもないのが
いい意味でも悪い意味でも集大成的です

ピンクフロイドに良い意味で影響を受けた若者のバンドは
たくさんあります
これからは彼らの音楽を聞いて行きたい
ロックはやはり若者の音楽ですから

ほんとにお世話になりました
感謝でいっぱい

造形作家の友人のおもろい夫婦と
浅草橋で呑む
浅草橋は居心地が良すぎて危険

11月13日

秋葉原の秋月電子通商で、地球トランジスタ(10個入200円)と
ハンダゴテとヤニ入りはんだを買う

11月14日

新しい地球トランジスタをハンダ付けする

トップページのイラストを変えました

グループ展のパーティに参加
その後は恒例の激安居酒屋神楽坂タケちゃんで2次会
生ビール150円て
安すぎだろ

11月15日

いや、もう、ほんとすいません

無線マウスが壊れたので新しいのを購入
最近の光学マウスは不可視レーザーを使っているらしくて
電源を入れても赤く光らないので
不良品だと思ってしまった

11月16日

地球こたつで、まったり
(地球兄弟、完)

11月17日

真空管型人工たましい 薄雲太夫

モンゴル語の読める方は是非

「心に残る物語 日本短編名作集」の表紙を描かしていただきました
ネットで買えるようです

11月18日

3軒目からの記憶がない

友人を誘って
クリストファー・ノーラン監督の
SF超大作インターステラーの試写会に行く
多分
宇宙空間こそ愛だ!というのがこの映画のテーマである
と感じたが
前の客の顔がでかすぎて
字幕がよく読めなかった
もう一度観に行きます

11月19日

起きたて

1時間後

友人とともに2日続けてインターステラーの試写会

今日はよく見えました
ようやく全画面で宇宙を堪能

アン・ハサウェイ演じるブラント博士の
愛は人間が生み出したものではない
愛は観測可能な「力」よ
というセリフにぐっときました

2001年宇宙の旅からインターステラーまで

ハードSFは
愛と空間(時間も加えて)は同じものである
量子力学は最終的に愛に至る
その予言です

宇宙飛行士発見

帰りの中央線で人工冬眠中の人がいました
目が覚めたら土星です

年末に向けて
宇宙飛行士が増えます
くれぐれもブラックホールに落ちないように

11月20日

When I say that love is not something we have invented.
Es, observable, powerful.

11月21日

映画の予備知識と素人考え

映画インターステラーの中に出てくる時間の遅延は
特殊相対性理論による有名なウラシマ効果ではなく
あんまりなじみのない
重力〔ブラックホール)が時空を歪ませて時間を遅くさせるという
一般相対性理論の方です
何が一般で何が特殊なんだかよくわかりませんが

しかし
ほんとに時間なんて言うものが存在するのかなぁ
過去も未来も観念であって
人間が便宜上作ったもの
実際は
現在が延々と存在するだけのような気がします
時間というパラメータを使わずに物理が展開できたら
全く違う世界観になるかも

11月22日

惑星物件情報ランクC 酸素少なめ 重力不安定 先住生物あり
近くにワームホールがあり交通至便

11月23日

映画インターステラーに出てくる詩がちょっと気になったので
調べて見ました

do not go gentle into that good night,
old age should burn and rave at close of day,
rage,rage aginst the dying of the night

穏やかな夜に身を委ねてはいけない
賢人は闇にこそ奮起するもの
消えゆく光に対して果敢に挑むのだ

というのが字幕
図書館から借りてきた松田幸雄訳ディラン・トマス詩集だと

やさしい夜の中に静かに入ってゆかないでください
老齢は日の暮れに燃え上がり怒号すべきです
怒ってください、光の死にゆくのを怒ってください

随分印象が違いますが
もともとは
お父さんが死の床に臨んで死にゆく父を引きとめようとする
トマスの悲痛な声だそうです
映画では
未来へと果敢に挑む人類を鼓舞するような雰囲気になってますね
詩は背景を変えることで
随分違った印象になります

ちなみにボブ・ディランのディランは彼から拝借したそうです

11月24日

素粒子の量子的な振る舞いを人体デッサンに取り入れる

久々に肉じゃがを作る
そしてビール

11月25日

穏やかな夜に身を委ねたい
賢人は闇を気にしないし
光も求めない

ドラマのほとんどは家族がテーマです
恋愛より家族のほうが大変
恋愛なんて簡単よ
と3人の子供を育て上げた友人が言うくらい
家族の問題というのは根深い
それは血縁と言うことではなく
共有している過去が他人より多いから、のような気がします
親兄弟には相談できないことも
なんの関係もない他人にはできたりするのはそういうこと
過去の記憶が
揺るぎない関係性を作り上げているので
その 変化を許さない
それはプライドの問題でもあります
変わらないのは世界ではなく家族です

11月26日

映画「卒業」で有名なマイク・ニコルズ監督がなくなったそうです
この映画、子供の頃テレビで観たような気がしますが
有名なラストシーン
教会から花嫁奪って長距離バスに乗り込んだ主人公
こいつはこれからどうするつもりなんだろう
と、子供心に不安しか抱かなかった記憶だけはあります
こんなことせずに
密かに不倫でもすればいいのに
と思ったのは大人になってから

11月27日

「二番目にお待ちのお客様、どうぞ」
という言い方にしっくりこないあなたへ

11月28日

闇を抱きしめる

11月29日

時間が幻想なんだから
年末も幻想である

スターウォーズの新作の予告が公開されました
SF映画に関して言えば
予告編だけあればいい
と思います(笑)
本編見るとたいていがっかりしますし
SFっていうのは
想像力がたのしいわけで
予告編を観て
どんな世界だろうってわくわくすることこそが
SFです

11月30日

バビル2世とモバイルコンパクトな3つの下僕

多摩美のチャリティ展を観に行く
さすが美大ですな
当たり前ですけど
友人の絵がその中で浮いていました
浮いているからプロなんだね、とも思います

今日はいい天気で気持ちのいい一日
上野公園の紅葉も綺麗でした