かものはし日記 2012年10月号
10月1日
誰かを憎むと言うことは
その人の姿を借りて結局自分を憎んでいる
とヘルマン・ヘッセ
呪いは自分に返ってくると言うのは
自分を呪っているのだから
当たり前の話です
10月2日
トイレの窓から
人間は境界線フェチですよね
なんでも境界線を引きたがる
自分の描く「線」が
境界線にならないように気をつけよう
と思いました
10月3日
gonzales / solo piano
すばらしいです
http://www.youtube.com/watch?v=SLZ95qyB8B4
現代のエリックサティかな
今日みたいな雨の日に是非
10月4日
自転車で新宿世界堂へ
新しい画材を試そうと
いろいろ買ってきました
どんなもんかな
・
帰りはルートを変えて靖国神社の横を通りすぎる
ここの坂道が好きです
上るのも下るのも
10月5日
おにぎり猫
(おにぎりを肴に日本酒)
毎年恒例
ギャラリーMalleにて
お酒のラベル展
来月、11月13日から18日まで
去年は、妖怪ジャズバンドでしたが
今年はこんな感じでどうでしょう?
10月6日
ものすごく久々に母親から電話
生きてた?
と聞かれたので
そっちも生きてたんだ
と答える
素っ気ない母親と素っ気ない息子(笑)
糖尿病と塩分取りすぎに気をつけよ
という内容
アゴ(トビウオ)のだしパックを送ってくれるそうだ
だしを濃くして塩分を控えよということらしい
そういう歳だよね、もう
10月7日
三日連続
ちょっと遠くに
魚が安くておいしいスーパーを見つけたので
夕食は昨日から二日連続焼き魚
明日はぶりの照り焼きにしよう
10月8日
笑わないと開かない冷蔵庫を
ソニーが開発したそうです
さすがソニー
笑う門には福来たる
ストレス社会ですから、笑うのは大事
この際
笑わないと通れない改札口とかね
いろいろ考えると楽しそう
10月9日
タンス臭い季節
昨日が24節気で「寒露」
近所の鳳神社では、もう酉の市の準備
季節はがらっと変って
街には
タンスから出したばかりの秋物を着ている人たちが
いっぱい
みんなタンス臭いそうです(笑)
僕も先日、タンス臭いって言われました
出したばかりだからしょうがないね
とはいえ
寒いからといって油断していると
蚊にさされます
もうじき冬です
蚊も必死
10月10日
流れに乗らない
最近いろんな流れがありますが
行き着く先はどれもろくでもないような気がします
こういうときは
一抜けして流れに乗らない
責任もとらない
乗るべき流れは
生命の流れだけ
取るべき責任は
死ぬまで生きることだけ
10月17日
ちょっと旅に出てました
こんなところを歩いたり
こんなところを登ったり
こんな木にさわってみたり
10月18日
いつもお世話になっているスーパーの店員さんが
今日はなぜか
だれだかわからないほどキラキラしていました
何かいいことがあったのか
気持ちを切替えたのか
あるいは
どんな状況にも影響されない
しなやかな精神を身につけたのか
10月19日
大野隆司画伯の個展
ギャラリーMalleへ
大野さんに会ってしまったら
呑みに行くしかないのです
大野さんの個展のプロフィールに
「お酒をやめたい!」と書いてありましたが
本人に聞くと
「でもやめない」
とおっしゃっておりました(笑)
10月20日
意識不明はいやだけど
自意識不明にはなりたい
10月21日
なりふり
セリーグCS、明日の最終戦までもつれましたか
巨人が強すぎて
全く盛り上がらないセリーグもちょっとは盛り上がってまいりました
94年の中日巨人最終決戦を思い出す
あのころは野球がまだ面白かった
(遠い目・・)
ナベツネさんがなりふり構わず巨人を強くしちゃうので
球界全体のパワーバランスが壊れて
野球がどんどんつまらないものになってしまいました
(長島さんが監督の時の巨人は
すごい戦力と監督のおかしな采配でバランスが取れていたのだけれど(笑)
その影響か
日本全体がなりふり構わない
ちょっと下品な感じになりましたね
多分ナベツネさんのせいです(笑)
なりふりっていうのは大事です
バランス感覚ですから
10月22日
the bad plus / made possible
お気に入りのピアノトリオの新譜
最近は
ピアノが絵、ベースとドラムが額縁みたいなスタティックな感じではなく
ピアノ、ベース、ドラムが
独自に絡んでいく流体的な
そんなピアノトリオが増えてきたようで
うれしいです
10月23日
009 Re:CYBORG の試写会
フルCGでも手描きの作画のような自然な動きに驚きました
009の加速装置のシーンはすばらしいし
やけにエロエロな003
他のメンバーもかっこいい
子供の頃サイボーグ009が大好きだったオールドファンのわたくしは
途中までうっとりしてたのですが
ラストがいけません
原作者、石ノ森章太郎さんが途中で投げ出した天使編がベースになっているようですが
アクションSFで神様の実在を扱うと物語は落としどころを見失います
真実にふれようとしちゃいけません
(リドリースコット監督のプロメテウスしかり・・)
ちょっと残念
システムというものに限界を感じ
なんとかしたいという作り手側の気持ちはとてもわかるのだけれど
観念も思想も(物語も)システムです
物語というものの限界なのかも
10月24日
この世界には純粋で明確な悪意があるわけではなく
生活を守りたい
というささやかな思いの積み重ねが
悪意として機能してしまう構造があるように思います
それと戦うのは
サイボーグ戦士では無理
どうすればいいんでしょうね
10月25日
訪問販売、勧誘の多い日
ひっそり目立たず暮らしているのだが
けっこういろんな人が訪問してくる
今日は朝から
野菜の訪問販売
午後は
マンションの勧誘
最後は
神様の勧誘でした
なんとか神なんとか?
インターフォン越しなので
よく聞き取れませんでした
(残念、検索もできない)
玄関の扉を開けて信者の人とお話しする気はないけれど
どんな宗教体系なのか興味はあります
SFの設定と同じだもん(笑)
「設定」好きです
10月26日
画材を変えると言うことは
話す言葉を日本語から英語に変えちゃうという感じに近いかも
考え方も変えなくちゃいけないし
考える順番も変る
いろいろめんどくさい
やっぱりやめるかな〜(気弱な笑)
10月27日
ワニの夢
築地で
ワニの丸焼きが売っている
という夢をみました
とてもおいしそうでしたね
夢判断お願いします
10月28日
たまには違う事をやってみようシリーズ
その1
巻上公一さんのボイス・パフォーマンス講座に参加してみました
ヒカシューのリーダー
巻上さんです
合法的?に奇声を発せられる素敵な講座
ホーミー(モンゴルの歌唱法)の練習もあり
普段一人で居るとほとんど声を出さないので
ちょっと開放された気がします
人間も獣ですからたまには雄叫びをあげないと(笑)
初心者でも十分楽しめます
10月29日
とんてんとんてん
遠くからトンカチの音が聞こえてきます
多分酉の市の縁起物、熊手を飾る屋台の準備でしょう
今年の酉の市は来月の8日と20日
もう年末なんですね
今年も早かった
10月30日
友人のイラストレータを
ギャラリーMalleのオーナーに紹介してきました
鈴木康士さん
妖艶で繊細でエレガント
とても素敵な絵です
来年の夏、個展決定です
お楽しみに!
その後は、鈴木さんと打ち合わせと称して昼呑み
恵比寿で昼から呑めるのはここだけ
たつやです
お店の人もお客さんもフレンドリー
・
石崎正次 展
今Malleにて開催中です
透明感のある夜の絵と優しげな表情の天使像
うっとりしてしまいました
お勧めです!
10月31日
世論調査
ひっそりと目立たず暮らしているのに(笑)
突然
衆議院選挙に関する世論調査の電話がかかってきました
コンピュータで無作為に選んだ電話番号に
うちが当たってしまったようです
なんと電話の声も
肉声ではなくコンピュータの合成音
SFですね
最初の質問には答えましたが
2番目の質問は選択肢が九つもあり
めんどくさいので途中で切りました
ごめんね