かものはし日記

2009年10月号


10月1日

正義感を捨てた男

「正義感なんかとっくに捨てましたよ。」
三ノ輪の交差点で
携帯電話に向かって
おじさんがこう絶叫していました
信号待ちをしている人たちは
びっくりして振り返り
「なるほど、これが正義感を捨てた男か」
という視線をいっせいに彼に浴びせ
思わず注目を集めてしまった本人は
電話をしつつも激しくうろたえるという
ほほえましい光景に出くわしました(笑)

正義感を捨てるのはいいことですよ
戦争の元ですから
でもあなたはなにか別のものを捨てたように
お見受けしましたが
どうでしょう?

10月2日

謝らなくてもいいこともある
(下ネタ注意)

中村みつをさんの個展に行く途中
電車は帰宅ラッシュで満員
とある女性のバックが僕の股間あたりにぶつかって
なんとなく居心地が悪い
さらにタイミングの悪いことに
バックの中の携帯電話の着信バイブが作動し
僕の股間はどうしていいかわからない状態に(笑)
気づいた女性は
バックをずらし、ちらっと僕の顔を見て
「すいません」と言いました
いや、ここは謝るなよ
スルーしろよ
わからないフリをすることがお互いのための時もあるでしょ
どうリアクションしていいかわからないでしょ
「いやいや、とても気持ちよ・・」
とは言えないでしょ(笑)

そうそう
中村さんの個展は相変わらず素敵でした
表参道のオーパ・ギャラリーです

10月3日

何を描いていいかわからない
と言う話は同業者から良く聞きますし
僕も良く言います(笑)
今日もそう言う話を聞きました

仕事では描けるんだよ
言われたことをやればいいだけだから
でも
オリジナルが描けないんだよね

描けなければ描かなきゃ良いじゃん
と無責任な返事をします

過去の延長線上に未来はないのです
未来は、どっかで曲がらないと存在しない
描けないのは
まっすぐ過去の延長線上の道を歩いているからです
(自戒の念を込めて・・)
一つの道路に埋まっているネタは有限です

道を曲がらせるのは
「勇気」ではなく
「気まぐれ」です。
立ち止まって、気まぐれが来るのを
待つという感じでしょうか

10月4日

オリンピックはリオに決まったそうですね

石原都知事が
目に見えない政治的な動きによって負けたみたいなことを
言ってましたが
かつて某宗教団体が
都知事選か何かに立候補して負けたとき
教祖が
あきらかに票が操作されたと
言い張っているのに似ているような気がします
現実感のなさというか
そもそも
今時東京でオリンピックなんて
その浮かれぶりって何なんでしょ
あきれます

10月5日

2012

2012という映画が公開されるそうですね
(ローランド・エメリッヒ監督、またこいつか・・)
マヤ文明が予言した人類滅亡の日が
2012年というのは、最近よく耳にします
ノストラダムスの時もそうですけど
人間は滅亡好きです
自分で作り上げたシステムが
うまくいかないからって
すぐにご破算にしたがります
人類滅亡映画と離婚は似てますね
結婚してみたけど
やっぱりうまくいきませんでした
みたいな感じでしょう
(経験済み(笑)
ほんとは
人は役割分担が嫌いなのです
ここをなんとかしないと
2012年を乗り切っても
また
ローランド・エメリッヒ監督に
くだらない滅亡映画を見せられることになりますよ

10月6日

帰らなくてもいいのに

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Karen O and the Kids / Where the Wild Things Are

モーリス・センダックの有名な絵本
「かいじゅうたちがいるところ」が映画化されたそうです
(邦題もいいですが、オリジナルのタイトルもいい)
これはそのサントラ
カレンO(誰?)と子どもたちの歌声がかわいくて良い感じ

原作の絵本は
ほとんど何も語らず
読む人の想像力を広げましたが
映画となるとそうはいかず
愛とか勇気とか希望とか冒険とか
スポンサーが好きそうなよけいなエピソードを盛り込まないと
制作費が出ません
そう言う意味では
全く違う作品でしょうが
予告編を観るかぎりでは、なんだかいいような気がしてきました(笑)
(音楽にだまされているかな)
こういったファンタジーは
冒険の後必ず家に帰ります
なんで帰るの?
と子どもの頃も今も思いますが
(かいじゅうたちとずっと暮らせばいいのに)
子どもが帰ってこないような危険な絵本を親は買いませんから
しかたがないですね
結局ほんとの野生(the wild things)は
本屋にも映画館にもないし
お金では買えないということでしょうか

10月7日

最近の悩み

頭の髪の毛が薄くなっていくのは
別に問題ないのですが
まゆげが薄くなっていくのはちょっと困ります
まゆげがないと
怖い顔になってしまうじゃないか(笑)
他にまゆげが禿げて困っている人は
いないのだろうか、と検索すると
「つながり眉毛は嫉妬深い」とか
よけいな情報が出てきたりして
なんなんだ

髪の毛も眉毛もなくなったら
体を鍛えて
全身白塗りにして
暗黒舞踏をやることにします
(ちょっとあこがれてるのさ(笑)

10月8日

絵描きの「世界」の愛し方

久々にミステリ小説の挿絵のお仕事
(最近官能小説の挿絵の仕事が来ないな〜(笑)
絞殺死体と二人の刑事
昔の画風ではこういう仕事は来なかったので
少し世界が広がったようでうれしいです
心の師匠メビウス先生は
エロからグロから美しい世界まで
なんでも描いていました
何を描いていいのかわからないのではなくて
描いたことのないものはどんどん描いてみる
描いてみれば
面白いし
それを愛せるのです
たとえ絞殺死体でも

10月9日

もうひとつの美しさ

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john butcher / cavern with nightlife

久々にフリージャズ
大谷石地下採掘場跡の地下空間での
サックスのソロプレイ(1曲目から4曲目まで)
共演者は、「残響」です
メロディもリズムもありません
ただ豊かで繊細なサックスの音が響いているだけ
それなのに
この美しさはなんなのでしょう
音そのものの美しさ
ヒットチャートでかかるような音楽からは
かけ離れていますが
どうか毛嫌いせず聞いてみて欲しいと思っています
こういう音楽もあるのです
秋の夜長にぴったりです

ここ数日聞き込んでいた
ジャズ・ピアニスト abdullah ibrahimのソロプレイも素敵です
(「african piano」 ,「senzo(先祖)」などのソロアルバムがお勧め)
ひとりぼっちの清清とした美しさ
孤独な人だけがもつ内なる透明な優しさを堪能してください

10月10日

呑み会ダブルヘッダー
昼間は上野、夜は向島

悪しきCS方式のせいで
セ・リーグは首位争いより
3位争いの方が盛り上がる
阪神もヤクルトも勝ち越してもいないくせに
CS参戦なんておこがましいぞ!
そう言えば
クリエイターの必需品となってしまったadobe社のアプリケーションもCS
いろんなソフトメーカーを買収して
クリエイティブ組曲(creative suite)なんていうブランドをでっち上げる
CSと名の付く物に
ろくなもんはないな
とかなんとか
よっぱらってそんな話をしたような気がします(笑)

10月11日

森本の活躍

日本もようやくイングランド代表のルーニーのような
わがままで悪そうなフォワードが出てきましたね
いいことです
優秀なフォワードは
神様の贈り物とはいえ
日本の場合、贈り物を周りがよってたかって普通の人にしちゃう傾向にあります
結局
空気を読まない人が突破口を開くのです
周りを気にするのも大事なことですが
それだけでは局面は変わりません
それはサッカーを観れば明らか
この際
日本は
空気を読む人の学校と読まない人の学校と
分けてみてはいかが?(笑)

10月12日

キャベツの千切り

なぜか突然食べたくなります
今週はそういう週です
体の欲するものを食べるのがいちばんよろしい
ま、でも
安上がりに出来てるな、俺の体(笑)

10月13日

都市型シャーマニズム

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芸能山城組/輪廻交響曲

学生の頃聞いたアニメ映画「アキラ」のサントラは衝撃的でした
ジュゴクのリズムとアナログシンセ
そしてコーラス
まさしく都市型シャーマニズムを具現化した音楽です
山城組の良いところは
コーラスが全員日本人のところ
ブルガリアン・ヴォイスをやろうが
アフリカ民謡をやろうが
決してネイティブな歌手を使わない
日本人の声にこだわったところが
この無国籍民族音楽を
リアルな都市原住民の民族音楽に仕立て上げているような気がします
どのアルバムを聴いても素晴らしい

「アフリカ幻唱」「翠星交響楽」「恐山」も凄い
お勧めです

10月14日

病という歌

オーストラリアのアボリジニの人たちは
世界が歌でできていると考えています
歌を感じることによって
未知の土地や未知の状況のなかでも
進むべき道を見いだすことができるわけです
守護霊という言葉は
生臭くて好きじゃないのですが
(なんかうっとうしい(笑)
自分の傍らに「歌」がいる
というのは
素敵な感じがしません?
自分の傍らでどんな「歌」が歌われているのかを
感じるのは
音楽家じゃなくても大事なような気がします

病気というのは
先進的な心理療法士のアーノルド・ミンデルによれば
(この人は、シャーマニズムと量子物理学を心理療法に取り入れようとしている人)
まだ歌われていない歌だと表現されています
身体症状を病気ととらえず
まだ歌われていない歌だととらえる考え方は
病気を新たな世界に導くための
プロセスであるということなのです
この世界は諸行無常です
僕らは永遠のプロセスの中にいます
目的の結果を求めず
(これを野心といいます)
ただプロセスを楽しむ
歌を歌う
僕らはそういう存在なんだと思います

10月15日

正座をして絵を描く

日本の古典芸能の運動姿勢の中心は
腰椎の4番だそうです
(骨盤のちょい上あたり)
ここは直感をつかさどる骨で
ここが堅くなると感覚が鈍くなる
もともと日本人は感覚で生きていて
思考の干渉を許さない
椅子は腰椎の4番を中心として生きている日本人にはあわないようです
椅子に座らず
(というか椅子の上で)
足を折りたたんで
正座をして
絵を描いてみる
ほら直感力が増していい絵がかけ・・
って、20分も持たないな(笑)
(手で暖めるのもアリです)

10月16日

メールのデータが飛びました
2年に一回くらいめーるが飛びます
でも
アドレス帳は無事なので
良しとしましょう
先日250Gの音楽データを飛ばしてしまってから
もう過去になんの未練もなくなりましたね(笑)

10月17日

インチキじゃない時

スピリチュアル・ジャズ
と言っても
江原さんとは何の関係もありません(笑)
宗教的というか
なんとなくシャーマニックな雰囲気のあるジャズという感じなのかな
ググれば、いろいろミュージシャンが出てきますが
ジャズのジャンル分けというのがいまだによくわかりません

カスタネダの本の中に「盟友」と呼ばれている
非有機的生命体の存在が出てきます
彼らは
我々が元気で溌剌としているときは、いろいろ助けてくれる友人なのですが
我々が落ち込んでいたり弱っていたりすると攻撃してくるという恐ろしい存在なのです
僕はこの「盟友」が大好きで
自分の作品にもイメージとしてよく登場させています

コルトレーンが死ぬ直前に吹き込んだ
最強のジャズ「インターステラ・スペース」は
まさしく「盟友」
素晴らしくも恐ろしい
本当の音楽とはこういうものかもしれません
癒しとか心地良いとか
みんなインチキ
僕のハードディスクに入っている音楽はほとんどインチキです
僕もインチキですからね(笑)

でもたまにはこのアルバムを聴き通せるときがあります
その時はほんとに元気な時
インチキじゃない時


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john coltrane / interstellar space

一番人気の「バラード」なんてどうでもいいんだ(笑)
これが最高のコルトレーン

中村豪志さん、樋口ひろこさんが参加されている
グループ展をのぞきに
自転車で曙橋へ
お二人とも
ちゃんと独自の世界観があってすばらしい
とても刺激になりました

今日は向島アート展
打ち上げ
久しぶりに結構飲みました
2次会にも行きました
2次会は、若手のクリエイターの人たちといっぱい話をして
みんなちゃんと考えていて
愛があって
すごいなあ、って思いました
おじさんはうっとりだよ

たくさんの出会いがあって
とても楽しかった向島アート展
主催の樋口さんの人間力と
人としてのチャーミングさに感謝です

10月18日

腰椎4番
(ズボンのベルトのあたりの背骨)

なんの野心もなく
仕事があろうがなかろうが
絵が売れようが売れまいが
ただ黙々と絵を描く
(静的にエネルギッシュ)
というのが僕の目指しているところですが
それためには
腰椎の4番を緩ませる必要があります

かつて
肉よりも骨を感じさせるデッサンに魅せられ
クリムトやエゴン・シーレに傾倒し
骨のことをもっと知りたくて
整体のことを調べ始めたのですが
骨は奥深いです
ただのカルシウムの固まりじゃないんですね

腰椎5番は
俺俺モードです
日本のストライカーはここを鍛えるべし
そして南アフリカで散ってくれ(笑)

10月19日

近所の浅草鷲神社は
来月の酉の市の準備をはじめています
もう一年経ってしまったのか
早いのお
去年は三の酉までありましたが
今年は二の酉まで
12日と24日
街全体が居酒屋と化します
毎年五平餅を食べながらビールを飲むだけですが
(お参りも熊手も買いません(笑)
楽しみです

10月20日

ブラックホールは
意外な落とし穴なのか?

大阪大学で
高出力レーザーを使って
ブラックホールの周辺で観測される現象を実験室で
発生させることに成功したそうです
確か欧州の方で
巨大な加速器を使って
陽子同士をぶつけて
ブラックホールをつくる実験をするとかしないとか
どうなったのでしょう
地球が吸い込まれちゃう心配は
理論的にはないそうですが
どうなんでしょう
アフリカのどこかの部族のシャーマンは
そんな穴に落ちるのはホワイトマン(白人)だけだと
言っておりましたが
どうなんでしょう
信じている人だけが落ちるのでしょうか
どうなっちゃうのかな〜

SF小説やアニメなどに
ブラックホール砲なるものがたまに出てきます
マイクロブラックホールを砲弾として射出し
巨大な重力場で目標を破壊するとかなんとか
人類は思いついたものは
必ず実現させようとする恐ろしい種族です
地球人の恐ろしさは
SF作家アーサー・C・クラークの初期の傑作
「太陽系最後の日」(1946年)にすばらしく良く描かれています
必読


10月21日

午後
突然たこ焼きが食べたくなって
ポダリング(自転車散歩)
今日は全台東区的にお店がお休みの水曜日(ちょっと大げさ)
いつものたこ焼き屋が皆休み
浅草にならあるだろうと探しに行くけれど
意外にないのよ
しょうがないので
しゅうまいで有名な「セキネ」の肉まんを買って浅草寺で食べる
セキネの肉まんの具は
やはりしゅうまいにしてこそおいしい
肉まんの具ではないのだ
気持はさらに釈然としなくなり
もう一度たこ焼き屋を探し始め
ようやく見つける
橋を渡って墨田区側の公園のベンチにすわり
夕日できらきらとひかる隅田川を眺めながらたこ焼きを食べたが
あんまりおいしくなかった・・

なんだよ

10月22日

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羽が透けているチョウチョ

地球って
なんでもありですよね
人間が思いつく前に、たいていのものはあります

10月23日

父の書斎

ギター弾きの友人から
ブログに子どもの頃聴いた音楽をアップしたので
観てね、というメールを頂いた
子どもの頃
どんな音楽を聴いていたかとか
どんな本を読んだとか
結構大事なことなんだよね

父の書斎は子ども(息子)の精神育成の重要な場である(と思う)
少年は自分が少年であることを恥じている
少年は背伸びをしないと
大人になれない
上に兄がいればいろいろ教えてくれるかもしれないが
そうじゃない場合は
父の書斎にたよるしかないのだ

ジャズを初めて聴いたのは小学校3年生くらい
父親の書斎にあった
ビリーボーン・オーケストラのレコード
越路吹雪を聴いたのもこの頃かな
本棚の奥の方に
日本にはまだなかった
ヘアヌード写真もあった
(これは、船員だった父親の密輸品(笑)
さらに
物置の本棚の中に
フランス書院のエロ小説もあったな
(もちろん読みました
陰部をアールヌーボーのような装飾で描いていた挿絵は
未だに鮮明に覚えています)

息子にとって
父親が隠し持っているものを見つけ出すことは
人格形成上重要なイニシエーションのような気がするのだが

お父さんの秘密なものって
みんなパソコンに入っていて
パスワードがなければ開けられないでしょ
それにたいていのものは
ネットで手に入ってしまうし
父から息子への後ろ暗い文化的継承(笑)というものが
なくなっているような気がして残念

10月24日

湯島へポタリング

別に何かを受験しようとしているわけではないのですが
なんとなく湯島天神へ
自転車をその辺にとめて湯島付近を散歩

たまに古い雰囲気のある建物が残っていますけど
ほとんどマンション街
野良猫たちはやけに大きくて立派
ご飯がいいのかな
やさしい人たちが住んでいるようで
よかったね

一般人に解放中の小学校の校庭で鉄棒にぶらさがりました
子どもの頃は鉄棒がけっこう得意だったのです

逆上がりをやろうとして
腕を痛めます
なんて体が重いのだろう
子どもの頃は風のように軽い身体だったのに
「子どもは風の子」
という表現は
こういう意味だったんだねえ

10月25日

いきなり寒いです
年齢的に急激な気候変化に対応しにくくなっているので
今日はキムチ鍋
豆もやしを大量にいれるのが好みです
締めは
別の鍋でちょっと固ゆでしたラーメンを
キムチ鍋に入れます

至福ですな

10月26日

生存に必要な音

耳は
単に外界からの音を拾って
情報として脳に伝えるためだけにあるのではなく
いくつかの栄養素が体に必要なように
生存に必要な音というものを
聴いているはずです

この音がないと死んじゃう
みたいな音の研究

世界音楽化研究所は
そういう音を探しております

世界音楽化研究所の建物のデザインって
どんなでしょう

それが悩みの種です

10月27日

完全な闇を求めて

目を閉じて
目を手で覆っても
完全な闇にはならず
まぶたの裏でちかちか光っていたり
縞模様が見えたりするのは
脳の神経がざわざわしていているからで
完全な闇は
ストレスや緊張や葛藤などがまったくない
完全にリラックスした状態でないと
体感できないそうです
そういえば
そんな経験なんて
一度もない気がします
(たまに人の顔まではっきり見えたりしますし(笑)

完全な闇が
完全にリラックスした状態でないと
観られないというのは
なかなか逆説的でおもしろい
整体師の野口せんせが
人は光なんて求めず
闇の中を直感でどしどしと歩いていかねばいかん
と言っていることと通じているような気がします
実は
光より闇を求める方が健全なのかも

しかし
完全にリラックスした状態の人って
この世にいるんだろうか?
長島さん?
まさかね(笑)

10月28日

顔のしわ

最近は
女の子の裸ばかりではなく
おじさんなども描いております
(おじさんの裸じゃないよ(笑)
おじさんおばさんの顔のしわを描くのが好きです
同じ感情が
何度も顔の上を流れていくから
顔のしわになるわけです
その人が世界をどう感じてきたかが
刻まれています
マンガ美味しんぼの海原雄山のモデルになった
北大路魯山人の口元のしわなんざ
悪口の言い過ぎでしょう(笑)
お年寄りでも
世界をさまざまな感情でとらえる人は
同じ場所に何度も感情が流れることがないので
しわがなくて若々しいです

顔のしわを変えれば
その人の人生も変わります
しわを描くのはその辺が醍醐味です

10月29日

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正座用のイスを買いました
これで長時間正座をしながら絵がかけるはず
(意外とそうでもなかった(笑)
しかしこのデザインはな〜
なんでも可愛くすればいいというものではないが
こちらは
とても可愛いので
無断転載

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てへ

10月30日

近所のお豆腐屋さん(うちの大家ではない)で売っている
豆乳入り黒うどんにはまっています
なんかぬるっと
豆乳っぽい?
気持ち悪い食感がいいんです

10月31日

もう10月も終わりですか
いやいや
今年もまだあと2ヶ月もあります

ジャズ・サックスプレーヤーのズート・シムズは
ものすごい酒豪だったそうですが
飲めば飲むほど
演奏がすばらしくなったそうです
さらに
決して音を間違えない
(酔拳の使い手?)
世の中にそんな酔っぱらいがいるんでしょうか?
なんて思いながら
彼の優しいサックスの音色を聞きながら
ちょっとビールなどをのんで
絵を描いています