かものはし日記 2006年5月号


5月1日
 
060501.JPG - 6,976BYTES
 
possible cube /chicago underground trio
 
シカゴのミュージシャンの音楽は
シカゴという土地柄なのかな
やや暗めの独特の雰囲気を持ったものが多いのです
 
土地のエネルギー
 
場所というものが
そこに住む人に多大な影響をあたえるということ
日本は火山の国なので
大地に、ものすごいエネルギーを内包しているそうです
そのエネルギーを
利用しない手はないよね

5月2日
 
美人女医さん(会ったことないけど、きっと美人)に頂いた
大量の行者にんにくを
日々いろいろな方法で料理をして食べているので
とても絶倫(笑)
 
おひたし、醤油漬け、炒め物、天ぷらなどが定番ですが
アーリオ・オーリオベースの
行者ニンニクパスタもなかなかの美味です
 
5月3日
 
てぷちゃんのお勧めで
奥田英朗の「イン・ザ・プール」と「空中ブランコ」を読む
直木賞受賞作家です
精神疾患を抱えたまともな患者と異常な性格(注射フェチでマザコンで・・)の精神科医の連作短編集
先端恐怖症のヤクザがでてきたり
一塁に送球できなくなった三塁手とか
義父のヅラを取りたい衝動にかられてしょうがない婿の話とか
勃起したまま元に戻らないペニスの話とか(これは辛そう)
結構笑えます

過去や性格は変えられないのだから
カウンセリングは無意味というのがこの精神科医の持論
(とても正しい)
精神科医の異常な性格と行動(時には犯罪行為すれすれ)に
まともな患者が巻き込まれ
何となく何とかなっていく、と言う感じ
 
何かが治るとか癒えるとかというわけではなく
本当はまともではなかった自分と付き合っていけるようになっていく、ということでしょうか
 
まともというのは、他人の目を気にして生きると言うことだから
それを長く続けていると、たいてい壊れちゃう
 
友達がいなくてもいいし
自立してなくてもいいし
依存してたっていいじゃない
常識的じゃなくてもいいし
愛なんて気にしなくても大丈夫
(だって、どうやったって、人は愛からは逃れられないから)

いい人なんてつまらない
みんないやな奴でいいです
その方が僕は生きやすい(笑)
 
5月4日
 
ヴァイオリンが好きです
繊細さではなく
ヒステリックなところが。
 
アヴァンギャルド系ジャズのヴァイオリニストというのは
少ないのです
そしてヴァイオリニストは女性でなければいけません
以下はアヴァンギャルド系ヴァイオリニスト
jenny scheinman

3つのアルバム

どれも暗く、ロマンティックでヒステリック
そして優しい
 
マイナーですけど
アヴァンギャルドですけど
決して難しい音楽ではなく
どれもすばらしく美しい作品たちです

060504-1.JPG - 7,403BYTES
 
rabbi's lover
 
060504-2.JPG - 5,829BYTES
 
shalagaster
 
060504-3.JPG - 8,890BYTES
 
12songs
 
5月5日
 
次へ向けて、ちょっと習作
ちょっと訳のわからない絵が描きたいのです
 
060505.JPG - 185,618BYTES
 
たまには薔薇の言いなりになりたい
 
 
 
060505-2.JPG - 160,786BYTES
 
spring counterpoint
 
 
先日
世界一のBD作家moebius先生の画像を大量に入手し
そのなかに
僕が持っている画集には載っていない、かなりの量の作品があって
毎日少しずつ、じっくり見ているのです
目がくらむような美しい絵から、抽象画、エロイラスト、くだらない絵まで
(ペニスが巨大化してお化けになる絵とか(笑)
この人は
自分の中から出てきたイメージを選ばない
思いついたものはなんでも描く
すばらしいです
 
さすが心の師匠
 
5月6日
 
最近午前中は毎日サイクリング
一年でいちばん気持ちのいい季節です
今、自転車に乗らずして、いつ乗るのだ!
あらゆるルートを巡って
(谷中、根津ルートがお気に入り)
最終的にはジャンク屋巡りのために秋葉原に至ります(笑)
連休中なので、露店のジャンク屋がいっぱい出ていて楽しいです

危うく5000円のジャンクなパソコンを買いそうになりました
(使い道が思いつかないので、断念)
 
 
060506.JPG - 189,033BYTES
 
戦うひまわり
 
5月7日
 
ゴールデンウイークの最後は嵐です
休み中で空気が綺麗なせいか
嵐でさらに空気が澄んできました
高原のような東京
 
060507.JPG - 26,605BYTES
 
二十数年前の学生時代に観たカルトアニメ
ファンタスティック・プラネットのサントラ
alain goraguer

エレクトロニクスを駆使したダークなジャズロック
今聞いても斬新だし
サントラとしてではなく独立したアルバムとして聞いても十分すばらしい傑作
 
アニメは
へんてこりんで気持ち悪いのですが
必見です(笑)
 
5月8日
 
昨日食べた鯖鮨があたったのか
突然寒くなって風邪をひいたのか
今日はへろへろ
できあがった原稿を渡しに出かけた後
てぷちゃん特製のポトフをすすりながら
NHKのドキュメンタリー・プラネットアースを観る
(今日は淡水の特集)
肉眼より鮮明と言ってもいいくらいの美しい映像とカメラワーク
受信料を払うのが全く惜しくないぞ(笑)

ワニに襲われるヌーのスロー撮影
(ヌーておいしそう)
可愛いビロード・かわうそがみんなで力を合わせてワニを追っ払う
ピラニアの群れが一匹の魚をあっというまに食べ尽くす
アマゾンの大瀑布
水に潜る小猿
白雁の群れをさらに高いところからの空中撮影
意味不明のアマゾン川いるかの求愛行動などなど

東京で暮らしているとまったくわからないけれど
地球ってすごい
本当に僕はこんなところに住んでいるのでしょうか
体がすくんでしまいます
 
5月9日
 
今日のプラネットアースは洞窟特集
世界中の洞窟を巡ります
J・Gバラードの小説結晶世界のような地下世界もあれば
100メートル四方がすべてコウモリのうんこで
その上一面に数万匹のゴキブリという世界もあります
撮影クルーの
もう二度とこの仕事はしない、という台詞は納得(笑)
数週間のうんことゴキブリまみれの甲斐があって
結晶世界に負けない美しい映像でした
 
5月10日
 
今日でプラネット・アースの第一部が終わり
第二部は10月放送だそうです
(うーむ)
第二部の予告に
世界で初めてという雪ヒョウの狩猟映像の紹介がありました
世界で一番美しい猫です
楽しみ〜
 
5月11日
 
自分の中から出てきたものを
選択せずに素直に出せる勇気が欲しいです
選択って
ある意味自己否定だものね

 
060511.JPG - 104,842BYTES
 
060511-2.JPG - 99,981BYTES
 
「水際の音楽」
 
 
連休前にネットで購入した水彩紙が
ようやく今日届きました
大量の白い紙
 
う〜
 
5月12日
 
北村薫原作「語り女たち」
朗読パフォーマンス第2回公演に行って参りました
今回は北原久仁香さんの朗読とダンスが絡まず
朗読の後にダンスが披露され
朗読によって小説からあふれ出てきた感情の余韻が
ダンサーにのりうつったように感じて
とても楽しめました
(最終公演は僕が絵を描かせていただけるようなので
今から楽しみです)
 
その後は宴会に参加して
2次会は某新聞社の文化部の次長さん(偉い人)の
谷中のお宅におじゃまして
版画家の大野さんや美人なプロデューサーの方と明け方まで
 
かつて某新聞には
僕がいちばん好きな小説家の日野啓三さんが
連載をされていて
(「流砂の遠近法」)
もしやと思い、次長さんに聞いてみたら
彼とは友人だったと言うことを聞き
日野さんのお話を少しして頂いて
ちょっと涙ぐんでしまいました
(数年前に他界されたのです)

明け方の谷中を
日野さんの作品を思い出しながら
しんみりとした気分でてくてくと歩いて
帰路につきました
 
5月13日
 
寒いです
5月なのに
 
二日酔いで使いものにならず・・・
 
060513.JPG - 141,485BYTES
 
内側が外にふれる
 
5月14日
 
神田の交通博物館が埼玉の方に移転するそうで
本日閉館
ごくろうさまでした、そしてありがとうございました

僕をここに連れてくれば、おとなしくしていたそうで
子供の頃、祖母が毎日僕の手を引いて連れてきてくれたようです
壁に付いているボタンを押すと
美しいジオラマが動き出す様は
まるで魔法を観るような
大人になっても何度か観に行きました
僕にとっては
博物館と言うよりは美術館でした
 
060514.JPG - 138,232BYTES
 
寝子星
 
5月15日
 
体調不良解消のため
浅草でうなぎを食べました
うなぎは予想以上に即効性がありますね
すぐに元気になりました
 
ワールドカップ日本代表のメンバーが決定しました
僕的には
玉田さえ入ればそれでオッケー
なぜだかわからないけれど
玉田が活躍する気がします(笑)
彼のタフさとスピードが好きです
巻はサプライズでしたね
こうなるとフォワードは結構泥臭い
華麗なサッカーはブラジルに任せて
日本はどろどろとやってほしいです
 
5月16日
 
自立しなくちゃいかん!
と、声高らかに唱える人をよく耳にしますが
そんなに自立は大事かな
自立は意外と簡単で
依存する方が難しい
昔の日本人は
お互い上手に依存していたような気がします
この世界は
助け合いなんだから
依存したっていいじゃん
と、常に思う今日この頃
 
5月17日
 
耐震強度偽装のニュースを見ていると
メキシコ・インディアンのシャーマン、ドン・ファンの言葉を思い出します
 
「わしにとっては
心(ハート)のある道を旅をすること
心があるだろう道を旅することがあるだけだ
そういう道をわしは旅する
そして
唯一やる価値がある試みは
その道のりのすべてを歩み尽くすことだけなのさ
その道を
わしは息もつかず
目を見開いて旅をする。」
 
アボリジニの伝説にもソングライン、歌の道というのがありますね
 
自分がいまどの道を歩いているかを
確認することは大事です
愛する人や尊敬できる友人達が近くを一緒に歩いているのを見かけると
かなり安心します
 
心のある道
 
とても抽象的ですが、良い言葉です
 
5月18日
 
5月だというのに毎日雨
季節の前倒し?
6月になったらいきなり猛暑になりそうでちょっと怖い
 
テレビ東京の午後のロードショーが
2000回を迎えたそうです
午後1時半から始まるロードショー
こんなの観ているのは
多分自由業者だけでしょう(笑)
いかれたバカ映画からすばらしい文芸映画まで
結構お世話になっております
来週は2000回記念に
「遊星からの物体X」を放送するそうです
素敵!
カーペンターのキングオブバカ映画
傑作です
 
5月19日
 
エゴン・シーレな音楽を2枚
 
せっぱ詰まった状況がシーレの魅力ですね
せっぱ詰まった状況が好きです
あがいている姿がいちばん美しい
 
わずかな光をたよりに
それに向かって走る
わずかな光は自分を信じる力です
 
060519-2.JPG - 16,670BYTES
 
rachel's/music for egon scheile
 
そのまんまシーレへのオマージュなタイトルです
現代音楽に分類されるのかもしれませんが
現代音楽ほどたいくつではないです
というか
かなり素敵な作品
きらきらとした美しい旋律
シーレの人物画ではなく風景画的作品
 
 
060519.JPG - 8,301BYTES
 
aksak maboul/ならず者のように un peu de l'ame des badirs
 
ヒステリックに怒鳴っているような女性ボーカルから始まる
チェンバーロック(室内楽ロック)です
傑作
ジャケ絵もなかなかエロくていい
こちらは人物画的作品かな
 
5月20日
 

060520.JPG - 8,806BYTES
 
the music imporvisation company
 
すべての音楽的約束事を排した完全フリー・ミュージック
もし、アパートでこのアルバムを爆音で聴いていても
隣人は、ああ、大掃除か引越でもしているんだな、としか思わず
決して文句は言ってこないはず(笑)
ある種の美しい緊張感が伝わってくる希有なアルバムではあるけれど
不思議と「フリー(自由)」な感じは伝わってこない
(重苦しさは伝わってくるんだけど)
 
自由は自由の中には存在せず
ある制約の中にこそ自由は存在するのでしょうか
 

去年のクリスマスになくなったフリージャズの巨匠デレク・ベイリー
そしてキングクリムゾンのパーカッショニスト、ジェイミー・ミューアが参加しています
なんだかんだ言っても
フリージャズの傑作アルバム
 
5月21日
 
060521.JPG - 67,665BYTES
 
風と風の隙間を探す
 
5月22日
 
天気もいいし風も気持ちが良いし
行くのは今日しかないと思い
浅草から水上バスで浜離宮へ
森に囲まれた日本庭園の借景は、高層ビル群
これが未来の風景なのね

隅田川から眺めると見慣れた東京の風景も
ちょっと変わって見えます
 
浜離宮の池のまんなかの茶屋で
抹茶と和菓子を正座して頂く
目の前で白人のねーちゃんが僕のことをじーっと観ていたので
ものすごく緊張しました
作法を知らない日本人だと思っただろうな〜(泣)
 
5月23日
 
最近アンチ・エイジングという言葉をよく耳にします
抗老化という意味らしいです

次から次へと
新しい言葉が生まれてきます
 
言葉というものは不思議なもので
自分になかにないものが声となって出てきます
愛のない人は愛を語り
(愛のある人は、語る前に実行しているものね)
若さのない人は若さを語る
(年齢を重ねても毎日を元気に大切に過ごしている人は、若々しい)

むやみな言葉の氾濫は
われわれの魂が空洞であることを
証明しているようなものです
 
沈黙は金
 
黙っていることがすばらしいという意味だと
学校で習った覚えがありますが
ほんとは
言葉が出てこないことがすばらしいということなのかも
 
5月24日
 
 
060523.JPG - 74,989BYTES
 
内なる地平線
 
5月25日
 
ビールを飲みながら
パスタを作り
巨人VS日本ハムをテレビで観戦
この3連戦、なかなかの試合で楽しめました
巨人は監督が替わってようやく若手が育ってきて楽しみだし
知らないうちに巨人の岡島くんが日本ハムのセットアッパーになっているし
(巨人にいた頃は弱々しい雰囲気でしたが
日ハムではセットアッパーらしい堂々とした佇まいになりました)
新庄はもちろん素敵
実は
密かに日本ハムのヒルマン監督のファンでもあります
知的で、かっこよく
まるでジャズのベーシスト(チャーリー・ヘイデンとか)のようなオーラ
ああ、交流戦は楽しいな〜
 
アンソニー・ストーという神経科のお医者さんの著書
「孤独」
の新版が出ていたので再読してみました
10年以上前に読んだとき
あのころすんなり受け入れられた彼の言葉も
今は、ちょっと違和感があります
でも名著です
 
せきたてる世界によってあまりにも長く
よりよき自己から引き離され、うちしおれ
世事に倦み、その快楽に飽きてしまった今
なんと恵み深く、優しいものか、孤独は。
 
というワーズワースの文章で締めくくられています
孤独は想像力の源泉であり、内的自己の救済でもあります
 
孤独になる能力
一人でいられる能力の積極的な側面がこの本のテーマです
 

5月26日
 
音楽の朝昼晩
 
060526-2.JPG - 6,357BYTES
 
anthony braxton/for alto (1968年)
 
最近,起き掛けはいつもこれ聞いてます
 
頭がよすぎて理屈っぽく、しかも才能もあるとてもいやなやつらしいです(笑)
まわりがバカに見えるのでしょうか
バカどもといっしょにやるなら
一人でやった方がまし、という
アルトサックス一本のソロ・インプロヴィゼーション
すさまじい気迫と緊張感
でも決して歌心は忘れないところがすばらしい
ジョン・ゾーンが天啓を得たアルバムだそうです
傑作!
060526.JPG - 6,976BYTES
 
jorane live
 
お昼時は、ジョラーヌさん
ちょうど一年ほど前に出会いました
アグレッシブなチェロと美しい歌声
そして美人

基本的にはクラシック・現代音楽のカテゴリーですが
このライブ版は、ばっちりロックしてます
美しくヒステリック
やはり擦弦楽器奏者は女性に限る
とてもお勧め
 
060526-3.JPG - 3,254BYTES
 
godspeed you ! black emperor/F#a#
 
頭の悪いヘビメタみたいな名前のバンドですが
いわゆるポストロックというやつです
ポストと名のつくものにろくなものはない、と友人に豪語したわりには
こっそりと聞いております(笑)
ボーカルなしのインスト・ロック
音的には
ピンクフロイドの暗い部分(dark side of pink floyd(笑)としか言いようがない
あるいは、ロック版ECM系音楽
しょっちゅう聞いていると
うんざりしちゃいますが
寝る前に聞くといい感じ
 
最近はポストロックをちょっと研究中です
僕のロック師匠にも意見を聞いてみなくちゃ
 
5月27日
 
ポストロック研究その2
 
060527.JPG - 5,767BYTES
 
godspeed you ! black emperor/yanqui uxo
 
シカゴ、エレクトリカル・オーディオでのスティーヴ・アルビニの録音
ロブ・マズレク(シカゴ・アンダーグラウンド、アイソトープ217)などの参加
シカゴ色の強い仕上がりになっているようです
ちなみにバンド名は
日本の暴走族のドキュメンタリー映画のタイトルをそのままとったようです(笑)
確かに
爆音で疾走する暴走族の少年たちの凶暴さの奥に潜む哀しみを
音で表現しているような
 
深い、深遠そうな音ですが
実は浅いような気もします
でも、気になります
うんざりするけど(笑)
う〜む
 
今日は
Ryojinさんという方のピアノ・ライブに行って参りました
先日の北原久仁香さんの朗読パフォーマンス「語り女たち」の
演出と音楽と俳優を担当されたとてもかっこいいにーちゃん
切れの良い音
ピアノのペダル操作で音を反響させずに一瞬の静寂を作ったり
あふれる感情をたくみにコントロールしている様が
なかなかかっこいい
基本的には
オリジナル曲とスタンダードがメインのプログラムでしたが
最初の一曲目のインプロヴィゼーションが一番よかったです
(僕はフリージャズファンだから、しょうがない(笑)
今度は
全曲フリーで聞きたいです
 
5月28日
 
最近やや寝付きが悪いです
軽い不眠症?
自由業者なので不眠症になっても
特に困らないので
気にしません(笑)
実は
ストレッチと自己整体で
すぐ眠れるようになっちゃうのですが
それではつまらないので
やりません(笑)
 
最近の僕のキーワードは
「簡単に救われて(癒されて)たまるか!」
です(笑) 
みなさんも簡単に救われないように!
もんもんと苦悩して
闇の中から何かをつかみ取りましょう
その何かが本当の喜びのような気がします
 
安易な光より
闇の中を疾走する力が欲しい
闇の中を疾走するような音楽を聞きたい
闇の中を疾走するような絵を描きたい

5月29日
 
今日は銀座で
高田明美さん高田美苗さんの展覧会の
オープニング・パーティ
同じ両親から生まれ
だいたい同じ環境で育ってきた姉妹なのに
エロースの発露の仕方がずいぶん違うのね
当たり前なんだけど不思議
 
明美さんは青空のように広く
美苗さんは星空のように深い
 
5月30日
 
「へそのごまの季節感」
 
何気なく
おへそのごまを指でほじって
臭いをかいだら
空豆の臭いがしました(笑)
空豆といえば今時が旬です
 
へそのごまの臭いが
旬の季節の食材の臭いとシンクロしているのかも。
という仮説が成り立つわけですね
検証は一年かけておいおいとしていきます(笑)
 
キンモクセイの臭いとかしたらどうしよう(笑)
 
5月31日
 
060531.JPG - 153,981BYTES
 
「優しき者の掟」(未完成、部分)
 
安易な優しさは
他人を傷つけ
自分も傷つける
そして
その傷は、決して癒えない

本当の優しさは、過酷なもの
他人を傷つけ
自分も傷つく
でも
その傷はいつか癒え
強く美しいものになっていく